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正論を突き通すのは難しい

12/19のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日、今更ながらお寺の掲示板に、12/30の餅つきの告知を貼り出しました。餅つきは好評の行事なので、このブログや法善寺のLINEだけでも十分な集客が見込めるためサボってしまっていましたが、新規を取り込むためにもサボっちゃいけませんね。


ちなみに餅つきは、どこにも告知する前から、『今年も餅つきやるの?』と聞かれるほどの人気っぷりです。12/30という、年末だけど忙しくなく、仕事納めも終わってるという絶妙なタイミングが良いのかもしれません。


当日は小さな子どもたちを含めた家族がたくさんいらっしゃいます。基本外ですがお座敷も開放してますので、寒さ対策もバッチリです。どうぞ安心してお越しください。


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正論を突き通すのは難しい

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さて、この年になって漸く、正論ばかりで世の中突き通すことは出来ない、ということに気が付き始めました。安芸高田市の若い市長と、古くからの市議会議員が取り仕切る市議会とのやり取りを見ていても、それを強く感じます。


メディアのニュースだけを見ていると、若い市長が正義で、ベテラン市議たちが悪という対比で描かれています。市にとって明らかに有益であると思われる案を市議会が否決したりする姿には、確かに怒りさえ覚えます。そうなると心情的にも若い市長を応援したくなります。


ただ、直接お話したこと無いので確実なことは言えませんが、市議会議員の方々だって絶対悪ではないはずです。幸か不幸か、私の今までの人生で絶対的な悪人には出会ったことがありません。悪だと思ってた人でも、いざ直接話すとそうではないことばかりです。


市議会議員の方々に、『根回しがなく、聞いてなかったから何となく嫌だ』とか、『これまで我々が築いてきたのに、若い市長に好き勝手させてたまるか』とか、そういう気持ちが無かったとも思いませんが、市をより良くしたいという気持ちだってあるはずです。


ただ、より良くしたいという気持ちがあるにも関わらず、その邪魔をしてしまっている。そこには本人にもどうにも出来ない、変な意地とかプライドが存在しているのではないでしょうか。本人的にも、コントロールできなくなっている訳です。


そして、正論を突き通す側としては、そこまでケアしたうえで、正論を突き通さなければいけません。こっちが正しいんだから従えよ、となったら反発するのが人間で、その気持ちや構造を正しく理解しないといけません。


つくづく人間は感情の生き物です。他の動物より賢かったり、様々なものを築いてきたから見落としがちですが、実際はそんなもんです。こんな我々を見て、仏様はさぞかし哀れんでいるんだろうなぁと思ったりした、今日この頃でございました。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。今岸田さんがどんな正論を掲げたところで、誰も言うこと聞かないだろうなぁ。



南無阿弥陀仏

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