気持ちの良い気候と諸行無常
7/11のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は木曜日、ということでいつもなら声明学園がある日ですが、お盆のためお休みでした。来週はいよいよ卒業式兼修了式、今年度も終わりが近づいています。
卒業式に向けて表彰状などの準備をしなければいけないのですが、色々とバタバタしており、取り掛かることができていません。とはいえ、やらなければいけないという認識はありますので、何とかなるとも思っています。お盆明け、頑張ります。
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気持ちの良い気候と諸行無常
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梅雨が明けたのかは定かではありませんが、今日は少し雨がパラついたこともあり、夕方になるととても涼しい気候でした。自転車で次女の保育園に迎えに行ってる時も、とても風が気持ちが良かったです。
これぐらいの気持ち気候が続けばいいのになと思いつつも、普段の高温多湿の気候があるからこそ、今日のような気候が涼しく、気持ちよく感じられるということも言えます。あくまで全ては相対的な価値観でしかないということでしょうか。
こういったことを仏教では諸行無常と説いています。何事も常にならないと言いますが、これは周りのことだけを言っているわけではなく、自分自身も諸行無常であるということです。
先の例で言えば、今日のような涼しい気候を気持ちよく感じられるのは、ここ最近暑いからです。逆に、真冬に今日のような気候になるととてつもなく暑く感じるはずで、気温や湿度といった数字で表されるものは変わらないはずですが、受け取り手である自分の感じ方が変わっているわけです。
こんなことがわかると、物事を少し俯瞰した視点で見ることができるようになります。その俯瞰した視点を得ることで、何か想定外なことがあった時にも冷静な自分でいられるはずです。自分自身の物事の受け取り方を、少しだけですがコントロールすることができるのではないでしょうか。
こういう視点をくれるのが、宗教かなというふうに思います。特に仏教はそういう色が濃いのかもしれません。楽観的なことばかり言うのではなく、苦しみとどう向き合うか、苦しみをどう乗り越えるか、そんなことが説かれています。仏教って意外と面白いものです。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。サラリーマン時代に知りたかったなぁ。
南無阿弥陀仏
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