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浄土真宗的なお盆の頂き方

7/14のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


お盆2日目、昨日よりも涼しく、週末は暑くなる予報でしたので、こちらが思っていたよりも多くの方がお参りにいらしておりました。11時からの勤行にも、昨日よりも多くの方がお参りくださいました。


いよいよ明日からは土日となります。かき氷の提供と、お墓の相談窓口が開設されます。どちらもどうぞご活用くださいませ。


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浄土真宗的なお盆の頂き方

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お盆お盆とここ最近毎日のように騒いでおりますが、浄土真宗にとってのお盆は実は扱いが絶妙に難しい行事だったりします。


他宗さんでは『亡くなった人の魂が帰ってくる』というのが一般的です。迎え火や送り火を焚いたり、きゅうりや茄子で乗り物を作ったり。恐らく、多くの方が想像される『お盆』とは、こちらのイメージだと思います。


ところが浄土真宗の場合は、亡くなった方はすでに仏となって極楽浄土に往生している、と考えられています。つまりもう霊魂という状態ではなく、極楽浄土では仏としての役割もあるため、お盆の間にこちらに帰ってくる、という考え方にはなりません。お盆だろうとお彼岸だろうと、極楽浄土から我々のことを見守ってくださっている、となるわけです。


と言いながらも、浄土真宗も他宗さんと同じようにお盆を年間行事に取り入れています。不思議に思われるかもしれませんが、お盆には『魂が帰ってくる』ということ以外にも大事な教えが詰まっています。お盆の起源、盂蘭盆の起源を少し調べていただければ、施しの大切さがわかるはずですし、故人の方を思いながら仏縁に遇うことの大切さも分かるはずです。


要は、このお盆という行事によって仏縁を深め、ご先祖様を含めた自分とご縁のある方々に改めて感謝の気持ちを抱き、そして我々を常に休むことなく見守ってくださっている阿弥陀様に改めて報恩感謝の気持ちを抱く、これが浄土真宗にとってのお盆の頂き方なのかなぁと思っています。


残念ながら、何もない平坦な生活だけでは、なかなかこういった気持ちになれないのが凡夫の我々です。お盆という機縁にあって、改めてそういった気持ちになれれば何よりでございます。


さて、残り2日でございますが引き続き頑張って準備してお待ちしております。暑くなることが予想されますので、どうぞお気を付けてお越しください。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。感謝感謝、でございます。



南無阿弥陀仏

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