父の3回忌法要
10/15のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は10月15日、父の命日でした。早いもので亡くなってからもう2年が経ち、今日3回忌の法要を勤めることができました。ご尽力いただいた方々に、この場をお借りしまして感謝申し上げます。
法要後には、後席も用意させていただきました。一周忌の時には出来ませんでしたが、精養軒で皆さんと一緒に食事をしました。お寺の法事であのような席を設けるのは父の葬儀の時以来でしたが、やっぱり良いものだなと思います。父も祖父も好きでしたので、このような時期ですがやって良かったなと思います。
また、父や祖父はそういった席で色々な人にマイクを回すのが好きでした。『父が好きでしたので、どうかお話を、、、』と、言い逃れしにくい状況を利用しながら、今日も色々な方からお話を伺うことが出来ました。改めてあのような席で皆さんの前でお話ししていただくと、お聞きしたことがないような話が出てきたりして、とても嬉しかったです。根回しゼロでその場で当てていくスタイルでしたが、快く受諾してくださり、誠にありがとうございました。
父が亡くなり2年も経ちましたが、完全に受け止め切れているかと聞かれると、まだ分かりません。お寺の業務だったり、日々の生活は、父なしで当たり前のように回っていますが、ふとした時に『これに対して親父は何て思うのかな?』とか『ここ分からないから、親父に聞いてみようかな』という想いが走ります。そして、その都度『あ、親父亡くなってるんだ』と思うわけです。いつまで続くのか、いついつまでも続くのかは分かりませんが、不思議な感覚です。それまで当たり前だった存在が亡くなるというのは、こういうことなのかもしれません。
ただ今日の3回忌で、またそういった気持ちが少し晴れたような気がします。死というのは段々と受け入れていくものですが、その一段がまた今日あったのかな、という感覚です。別に親父を忘れたいわけじゃないし、到底忘れられるようなものでもありませんが、死を受け入れてきている、ということでしょうか。
また、父が亡くなって2年ということは、私が住職になって2年ということになります。慣れないことばかりで様々なところに迷惑をかけながら歩んできた2年間だった気がしますが、おかげさまでまだ歩けています。これもお世話になっている皆様のおかげですし、父や祖父のおかげですし、父や祖父が遺してくれたご縁のおかげです。感謝の気持ちを忘れずにこれからも日々を歩んでいこうと思います。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。あっという間の2年間、時間は有限。
南無阿弥陀仏
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