物事を長い目で見られるか
1/21のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
昨日か一昨日だか忘れましたが、春頃に新型コロナが五類に移行する、というニュースが流れました。いよいよ来たか、という感じで、マスク規制も緩和されるそうです。春というと花粉症の時期と重なりますのでどちらにせよマスクは着けているかもしれませんが、これまでとは意味が違います。
また、息子が幼稚園に通い始めるタイミングでこうなったのも嬉しい限りです。人によっては、中学校や高校の3年間、丸々ずっとマスク生活、というのもあったと思いますので少し申し訳ない気持ちもありますが、やっぱり嬉しいものです。ただコロナがなくなったわけではありませんので、引き続き注意は必要です。とは言っても、普通の風邪でも人は亡くなります。恐れすぎず、かといって過小評価せず、上手く付き合っていきたいものです。
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物事を長い目で見られるか
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長く続く家業を継いだ、というありがたい環境にいることは重々承知している中で、最近は物事を長い目で見るようになってきた気がします。その瞬間、1日、1週間、1ヶ月、という単位で取り組む仕事ももちろんありますが、3年後、5年後、10年後、はたまた100年後を見据えた仕事も沢山あり、特にそっちの長期的な仕事に長い時間を費やしている気がします。ある意味、このブログもそうですが。
物事を長い目で見るようになったなーと感じたのは、先日の声明学園で授業を受けているときです。ふとした時に、『あと2年は鍛錬を積まないといけないな』と思っている自分に驚きました。1週間頑張ろう、ではなく、2年間頑張ろう、と思っている訳で、それだけ長期的に考えられるようになったんだなぁと変に感慨深くなりました。
とは言っても、こういう考えが必ずしも良いかと言ったら分かりません。職業柄、定年があってないようなものですので、悪く言えば期限を設けずにダラダラと続けられるからそういう長期的な目線を持つことができる、とも言えます。また、そもそも2年後に自分が生きている保証なんてどこにもありません。そんな先ばっかり見てないで、今できることに集中せい!という気持ちもあります。
ただ、やっぱり長期的に取り組まないと成し遂げられないことも多くあります。その一つがブランディングでしょうか。法善寺で言えば、400年続いているお寺ですが、その年月そのものがとても価値のあることです。いくら高品質の商品を提供し、いくら素晴らしいサービスを提供しても、400年の歴史を作り出すことはできません。もちろんそれに慢心していてはダメですが、それはそれとしてしっかりと有り難く活用させていただかないといけません。
実は今、こっそりと、法善寺が持っている価値をきちんと整理する企画を進めております。門徒さんや地域の方々に『法善寺って良いお寺だな』と思っていただけるようなお寺を目指した企画です。一歩一歩、これも『歩む』ということですかね。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。長い目で見る=先送りにする、にはしたくありませんが。
南無阿弥陀仏
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