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生きることの苦しみ

10/6のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ついに寒い日がやってきました。寒暖差にはめっぽう弱い体質でございまして、午前中には謎の咳が止まらない時間帯がありました。年忌法要があったのですが、お聞き苦しいことになってしまい申し訳ない気持ちでした。午後少しゆっくりしたら咳は治まりましたが。


先日のブログでも書きましたが、最近は『死ねない』という気持ちが強いせいか、体の変化に敏感、というか神経質になってきてしまいました。今回みたいに急に咳が止まらなくなったり、おなかが痛くなったり、喉が痛くなったりすると、とんでもない大病にかかったんじゃないかという憶測に苛まれます。まだ30代なので確率的には低いのかもしれませんが、0ではないということが自分自身を苦しめています。


建替えが終われば解放されるのかな、とか、息子が一人前になれば楽になるのかな、とか思ったりしますが、結局は自分の性格なのでそこを変えないと一生このままなんだろうなという気はしています。他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる、と良く言いますが、その逆をしてしまうのが我々人間なんですね。難しいものです。


何にせよ、明日は最高気温が13℃という予報も出ています。私は福岡に行く予定であちらは東京よりは暖かいらしいですが、日帰りですので逆にめちゃくちゃ寒暖差をくらうパターンです。気を付けていってきます。


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生きることの苦しみ ================


連日ニュースになっていますが、旧江戸川で発見された女児の遺体が、先月23日から行方不明になっていた7歳の女の子であったことが確認されたそうです。私も人の親になってからは特に、この手のニュースにはますます心を抉られるようになりました。事件なのか事故なのかも現時点でははっきりしていないそうですが、どちらにせよ親御さんのお気持ちを考えると、本当に胸が詰まります。心よりお悔やみ申し上げます。


子供というのは、ふいに突拍子もない行動を起こしたりします。こちらの思った通りには動いてくれないことに腹立たしいこともありますが、だからこそ子供っぽくて愛くるしかったりします。ただ今回でいえば、小学校1年生がどれくらい子供なのかは私には分かりかねますが、それが最悪の方向に転がってしまった感じがします。


また、小さい子供を残したまま、親が病気になって亡くなってしまう、というニュースも頻繁に目にします。亡くなるまでの間、その親御さんはきっと、我が子の成長を見守りたい気持ち、まだまだ手が掛かるのに自分が先に旅立ってしまう申し訳なさ、純粋に死に対する恐怖心、他にも様々な感情が心渦巻いていると思います。


どれもこれもどうしようもない事ばかりで、人というのは無力であります。また、僧侶といえども超人的な力があるわけではなく、太刀打ちできる術はありません。こちらの出来ることは、せめて一緒に寄り添って、一緒に時間を過ごしていくことくらいなのかもしれません。気の利いた言葉、救いになる言葉をかけてあげたいなとか思いますが、そんな器量ではありません。


日々、人の死に触れるという特異な職業ではありますが、そこに何も感じなくなるようにだけはなりたくないと思います。そうしないと、今生きていることにも何も感じなくなってしまうような気がしますので。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。生きるってやっぱり苦しいんだな。



南無阿弥陀仏

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