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統計から未来を案ずる

8/29のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は雨が降りそうな空模様でしたが降られることは無く、比較的涼しい1日でした。35℃の日が続くと、31℃でも十分涼しく感じるので、人間の体というのは便利なものです。絶対的な暑さは無い、暑さと言うのも御縁なんだ、という声がどこからともなく聞こえてきそうです。


海の向こうでは大谷選手が20個目の盗塁を達成し、40本塁打20盗塁という記録を達成しました。茂野吾郎を地で行くような活躍に、ワクワクしない人はいないはずです。明るいニュースがなかなか届かない今の日本ですので、引き続き記録を伸ばしていってほしいと思います。


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統計から未来を案ずる ==================


さて、そんな今日ですが、ふと未来のことが気になり統計を調べてみました。総務省統計局なるところが発表しているデータを眺めながら、これからの世界は、これからの日本はどうなるんだろうと密かに案じてみます。ちなみに2020年と2040年の比較をしてみました。


まず現状ですが、2020年の日本の人口は1.25億人、世界の人口は77.95億人だそうです。そしてそれらが2040年には、日本は1.1億人、世界は92億人なるそうです。日本の人口は減っていき、世界の人口は増えていく。分かっていたことですが、これだけ開きが出るのは驚きました。


また日本と世界の年齢の中央値を見てみると、日本は48.7歳、世界は30.9歳となっています。日本は高齢化社会と言われますが、なんと日本の年齢中央値は世界でトップとなっています。33歳の私が、若手な顔をできるわけです。


そして2040年には日本は54.2歳、世界は34.6歳になっているそうです。医療の発達や途上国の躍進などで世界を見ても年齢が上がっていくのですが、日本はそれ以上のペースで高齢化が進んでいくみたいです。ちなみに2040年時点でも日本がトップです。


次に15歳未満の人口と65歳以上の人口ですが、2020年時点で世界は25.4%と9.3%、日本は12.0%と28.9%です。世界では4人に1人が15歳未満ですが、日本では4人に1人が65歳以上ということになります。そして2040年になると、世界は22.1%と14.1%、日本は10.8%と35.3%になるそうです。高齢者の絶対数が多くなるのは良いと思うのですが、割合が多くなっていくのは問題かなと思います。少子化にも歯止めが聞いていないという事で、今の日本は特に対策をしているようにも感じませんのでもしかしたらもっと悪くなるかもしれません。


あまり深堀しても抜け出せなくなりますし、そこまでの情報を扱い切れませんのでこの辺りにしますが、ざっくり言えば、息子が成人を迎えるころ(2040)には世界のマーケットは大きくなり日本のマーケットは小さくなっています。もはや分かり切ったことですが、データで見ると一目瞭然なので逃げようがありません。


この大きな流れは仏教界にも間違いなく波及してきます。というか、もう波及してます。もちろん、今いる門徒さん一人一人ときちんと向き合うことが一番大切ですが、こういう大きな流れも理解しておかずに今までのことだけを踏襲していては、長い目で見ればお寺に未来はありません。


だからといって『新しいことをやらねば!』というのは時期尚早ですので、じっくりと考えながら進めていこうと思います。何はともあれ、法善寺の場合はまずは建替えです。こればっかり言ってる気がしますが、きちんとしたハードが出来上がらないと、その上にきちんとしたソフトが成り立ちません。色んなことを調べれば調べるほど、建て替え計画に戻ってきますが、やっぱり全力で頑張ります。


それではまた明日からの1週間、頑張っていきましょう。



南無阿弥陀仏

 

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