蘭亭序の全臨 1回目
4/6のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
4月に入って全然運動をしていませんでした。それでも太らず、むしろじわじわと痩せていたので、実は2ヶ月続けたランニングの効果が出ているんじゃないかと思い始めましたが、今月からは運動の方法を変えていきます。
なんだかんだ、男の人は有酸素運動よりも無酸素運動の方が痩せるんじゃないかという仮説のもと、今月は運動していきます。早い話が、ランニングではなく筋トレです。ちなみにバスケも無酸素運動です。
今日やったのは、腕立て・腹筋・背筋・スクワットを各1分x3セットというサーキットメニューです。休みなしでやるので、合計たったの12分で終わります。今までのランニングだと1時間くらいかかっていたので時短にもなるだろうというのも狙いで取り組んだのですが、終わった後きつ過ぎて立ち上がれず、酸欠状態で1時間くらい横になっていました。
結果だけ見れば、むしろランニングよりも時間がかかってしまいましたが、初回だから仕方ありません。慣れてくれば大丈夫なはずです。とりあえずは、4月はこの筋トレを10回やることを目標にしていきます。頑張ります。
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蘭亭序の全臨 1回目
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さて、昨日のブログでも書きましたが、今日は蘭亭序の全臨をやりました。蘭亭序(らんていじょ)とは、永和9年(353)に王羲之という方によって書かれた作品で、書道史上最も有名な書作品です。
この蘭亭序の全文を臨書(真似して書くこと)するのが、私が通っている日本教育書道芸術院の卒業課題でして、私は5月中に提出しなければいけません。蘭亭序の字体としては、文字にもよりますが行書体でしょうか。古い文字なんかは書き順が難しかったり、汚れなのか線なのかが分かりにくいところもあったりで、臨書と言ってもかなり難しいです。
当然1回では先生方のオッケーは出ませんので、まずは1回書いてみて、先生に見てもらうことが必要になります。そういうわけで、今日初めて全臨してみました。ざっくり5時間かかりました。
取り決めとして、全紙と言うサイズの紙に11行で収めなければいけません。全文で324文字ありますので、大体1行辺り30~31文字というところでしょうか。最初は大きさが掴めず、1行目なんかは24文字になってしまっていますが、後半からは良い調子で書けたと思います。ただそれでも前半のロスを取り戻せず、最後2文字入り切りませんでした。
また、書くためのベストな姿勢を編み出すまでに結構時間がかかってしまいました。最初は腕を完全に浮かせて書いてみましたが、それだと腕が動き過ぎてしまい、それが字が大きくなることにもつながっていました。
それならと、手首を地面につけて書いてみましたが、そうすると筆の動きが制限されすぎてしまい書きづらかったです。肘だけ着けたりもしましたがやっぱり書きづらいので、最終的には左手を右手首の下に置いて書く、という方法に行き着きました。筆と紙の距離感も丁度よくて、そこから字の大きさが安定してきた気がします。
足は基本ずっと正座です。さらに普通の正座ではなく、前かがみにならないといけないため、膝に体重が乗ってきます。痛すぎて途中から着物の帯を膝の下に敷いていましたが、それでもかなりきつかったです。明日上野のスポーツショップで、バレーボールとかで使う膝あてを買おうと思います。
1行書いたら少し休みがてら墨を乾かして、そしてまた1行書いて、の繰り返しです。初めてという事もあり全然上手く書けませんでしたが、姿勢を編み出せたり、書くリズムを把握できただけでも良かったと思っています。また、知らない文字もたくさんありましたので、勉強にもなりました。
では、まずはこれを明日先生にお見せしてたくさんダメ出しをもらって来ようと思います。こんなレベルの物を持ってくるなと思われそうですが、先生方優しいのできちんとアドバイスいただけるはずです。いつもありがとうございます。
ということで、蘭亭序の全臨1回目の解説でした。全然中身に触れられる段階では無く申し訳ないのですが、とりあえず頑張った自分を褒めてあげたいと思います。
南無阿弥陀仏
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