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鍛える・鍛えない

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は改めてお礼回りに行ってきました。留守の方もいらっしゃいましたが、本日で一旦一段落となりました。本来であれば一軒一軒お伺いさせていただくべきとは存じますが、やむなくお礼の品を郵送させていただいた方もいらっしゃいます。恐れ入りますが、ご容赦いただけると幸いです。


行く先々で、父や祖父のお話をお聞きすることが出来ました。改めて、ご先祖様のおかげでご縁を頂いていることに感謝の気持ちです。私がそのご縁を大切に受け取り、下の世代につなげていきたいと思います。まだまだ未熟ものでご心配おかけすることもあると思いますが、今後とも法善寺をよろしくお願いいたします。


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鍛える・鍛えない

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そういえば少し前に、数か月ぶりのバスケをしました。コロナや父のことなどですっかりバスケからは遠ざかっていて、思い返せばこれだけバスケをやらなかったのは新卒時代ぶりかもしれません。つまり大体10年位前です。


久々のバスケとはいえ、ランニングはしていたのでそれなりに動けるかと思っていましたが、めちゃくちゃ足が重くてびっくりしました。足が地面から離れない魔法にでもかけられたのかと思うくらい飛べなくて(元々飛べないタイプですが)、ルーズボールを追う時も上半身だけが動いて転んでしまいました。運動会で転ぶお父さんと同じ現象です。恥ずかしかったです。


やっぱりバスケは無酸素運動でランニングなんかとは全然違うという事を実感しました。距離に換算すれば、いつものマラソンから比べると全然だと思いますが、ストップ&ゴーの連続であるバスケをすると肺が押しつぶされそうな感覚になります。この動けない状態のまま放っておくと、ゆるくフェードアウトするように引退しそうですので、次からはランニングするときに無酸素運動(ダッシュ)を取り入れていこうと思います。また動ける体を手に入れたいのです。


身体だと分かりやすいですが、頭の中にも『鍛えている場所』と『鍛えていない場所』があります。私で言えば、毎日文章を書いているので『文章構成力』みたいなのは少しずつ鍛えられているのかもしれません。また、毎日ネタを探していますので『情報収集力』みたいなのも鍛えられていそうです。


一方あんまり鍛えられていないのが、シンプルに勉強不足なので『(お寺に求められる)常識力』だったり、シンプルに短気ですので『忍耐力』だったりします。鍛えるべきだとは思いつつも、おざなりになってしまっています。ご迷惑をおかけしている方には、大変申し訳ない気持ちです。


ただ自分には何が出来て、何が出来ないのかを把握するのって本当に大事だなと思っていて、出来ることを生かして仕事をすればよいし、出来ないことがあって困る場合は、それを出来るようになるか周りの助けを得て補完すれば良いはずです。例えば、来週急に中国人のお客さんが来られるとなったら、私が話すのは無理なので通訳を雇います。そういうことです。


今の法善寺で言えば、法要や字書きの仕事は私の分野となり、門徒さんとの近しいコミュニケーションは祖母・母・妻(名付けて坊守ズ)が得意な分野だったりします。私も出来る限り門徒さんとコミュニケーションを取らせていただくようにしていますが、なかなか表に出ずっぱりにもなれませんので、そこを坊守ズが手助けしてくれています。


父が入院してから、法善寺ではみんながみんな、自分の役割をきちんと全うしようという気持ちが前よりも出てきた気がします。とても良いことだなと思いますので、このみんなの気持ちを良い方に進めていけるように努めていきます。


明日は久々の書道です。緊張しますが、楽しんできます。

 

 

南無阿弥陀仏

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