隷書の特徴を横展開
5/23のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
気持ちの良い天気のもと自転車を走らせておりましたら、右側通行ということで警察に怒られてしまいました。自転車にもきちんと交通ルールを適用する、という昨今の流れみたいですが、納得できるようなできないような。それならノーヘルの電動キックボードの方がよっぽど危険だと思うのですが。
ただ、こんなことを思うようになったこと自体に、歳を取ったと感じます。世の中の変化にきちんと対応せねば、と自分を戒めておきます。
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隷書の特徴を横展開
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さて、昨日に続き書道教室に行ってきました。行けないときは全然行けないので、行けるときにはバババっと行くのが私のスタイルです。柔軟に対応していただける教室に本当に感謝です。
ということで今日は、長らく続いてきた鄧石如(とうせきじょ)の隷書の提出がありました。この隷書は、崔子玉(さいしぎょく)という方の『座右銘』という文を、鄧石如という方が書いたものになります。この『座右銘』は大変な名文で、空海さん等も書かれています。
書き始める前に、前回どこまで進んだかなと確認した所、なんとなんと脱字が発覚してしまいました。同じ字が二つ続いているところで抜けてしまったみたいで、そこから書き直しです。不幸中の幸いで、前回の一番最後のパートでしたので、書き直す範囲は最小限で済みました。
そんなこんながありましたが、気を取り直して書き進めていきました。昨日のリズムが体に残っていましたので、昨日よりは遥かに速いスピードで書き進められ、何とか無事に全文を書き終えることが出来ました。
師範養成科では、こういった臨書物でも一部分のみの提出でしたが、研究科ではもれなく全文での提出となります。大変ですが、その分きちんとやり切った気持ちになれます。
隷書の主な特徴は、線の太さがほぼ均一、線と線の間隔が狭い、字形が横つぶれ、といったところでしょうか。こういった特徴は、楷書であったり、行草体の創作であったりに横展開していくことが出来ます。
というかむしろ、そういっとところに活用していかないと法帖を勉強している意味もありませんので、ガッツリ展開していこうと思います。事実、後半の濫觴(毎月の課題制作)では、線と線の間隔を狭めて、横つぶれの字を書くことができました。良い傾向です。
来週も書道教室があります。畳み掛けるように通っていますので、畳み掛けるように上達したいところです。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。隷書は意外と楽しい。
南無阿弥陀仏
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