雰囲気の醸成
3/2のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
あまり意識していませんでしたが、3月に入ったということは今年度の残りが1ヶ月になったということです。なぜだか令和5年度は、とても長く感じました。
残り一ヶ月と言っても、3月はなんだかんだとバタバタするのが通例です。お彼岸もありますし、まずは体調に気を付けて過ごしていければと思います。
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雰囲気の醸成
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最近夕方になると、子供を連れた近所の親御さんがお寺の境内に遊びに来られます。主に鯉を見に来ているのですが、以前よりもその数が増えている気がして、嬉しい限りです。
恐らく、家の子どもたちが庭でワーキャーやっているのを見聞きしたりして、『あのお寺って、入って良いんだ』と思ってもらってるんだと思いますが、そういった雰囲気は作ろうと思っても中々作れるものではありません。ある意味、我が子の恩恵を受けている形でしょうか。
お寺に限らずですが、雰囲気づくりというのは一朝一夕でできる事ではありません。建物で言えば、無機質なものに、長い年月を掛けて様々なものが染み込んでいって、雰囲気なるものが醸成されていきます。
それっぽい建物を作ったり、古い建物を間借りしてそれっぽいことをしてみたりしたところで、雰囲気が醸成されていないので何となく薄っぺらさを感じてしまいます。
お寺でも最近は様々な形態の建物がありますが、お寺がお寺たる由縁は、そこに宗教活動が伴っているかどうかになります。ビルみたいな建物でもきちんとお寺の雰囲気があるところもあれば、古めかしい瓦屋根の建物でもそうではないことがあるわけです。
お寺としての雰囲気、子供ウェルカムな雰囲気、誰でも入って良いんだと思わせる雰囲気、あまり敷居を高くしたくない法善寺ですから、この辺りの雰囲気を大切にしながらやっていきたいものです。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。建て替えても、その雰囲気をまた醸成していかないと。
南無阿弥陀仏
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