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3回目の緊急事態宣言、発令か

4/21のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は東京の一部で、今年初の夏日になったそうです。夏日は最高気温25℃を超えた日のことを指しますが、明日も27℃の予報なので夏日になりそうです。日中出歩くタイミングがありましたが、確かに暑かったです。ただ朝や夕方は肌寒いので、着るものに悩む時期です。そして風邪も引きやすくなります。皆様もお気を付けください。



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3回目の緊急事態宣言、発令か =========================


さて大阪に続き、東京も緊急事態宣言が発令されそうになってきました。まだまだ未定な部分が多いですが、適用期間は4/29-5/9、つまりはゴールデンウィークがマルっと含まれた日程になりそうです。


大阪はアレですが、東京はまだ壊滅状態じゃない今のうちに先手を打っておこう、という感じでしょうか。今年に入って緊急事態宣言やまん延防止等重点措置ばかりで抑えつけられた人たちが、その反発としてゴールデンウィークでどこかに行ってしまわないようにするためかなと思っています。正直、行く人はそれでも行くし、行かない人は宣言出てなくても行かないでしょうから、あんまり意味はない気がします。ほとんどの人は真面目に頑張っています。引き続き頑張っていきましょう。


そして今回は、この緊急事態宣言適用期間に、恐らく永代経法要(5月3日)が含まれます。まだ宣言自体が正式決定では無いので対応も決めかねていますが、今のところは開催しようと思っています。昨年も開催できませんでしたし、きちんと対応をすれば問題ないだろうという想いもあります。


ただ、平年と同じようには出来ないかもしれません。お斎(お食事)は無しでお持ち帰りのお弁当、参詣者の本堂での発声は無し、というルールは既に決めておりましたが、また新たな取り決めをしなければいけない気がします。諸々調整がいることもありますのでこの場で発表できず申し訳ないのですが、検討して改めてご報告いたします。ちなみに、言うまでも無いかもしれませんが、緊急事態宣言が発出されなければこのままいきます。


それにしても、日本人は本当に我慢強いなぁと思います。協力金などがあったりはしますが、基本的には上からの『お願い』にきちんと従っています。強制せずにここまで統率が取れる国って他には無いんじゃないかと思います。アメリカなんかは特にかもしれませんが、個々人が自由にやっていることが多いです。


また(最近は少し怪しい面もありますが)、日本人の道徳観と言うのも世界に誇れるポイントだと思っています。あまりに『上品』すぎるので競争社会に向かない面もあったりするかもしれませんが、『人として正しく』みたいな考え方はやっぱり個人的には好きです。


海外では、人の道徳観はその国の宗教によるところが大きいです。日本では宗教に関する勉強をあまりしませんが、他の国からするとそれが驚きで、『じゃあ人々の道徳観はどうやって養われているんだ?』となる訳です。日本では小学校などで道徳の授業がありますのでそれが一端を担っているとは思いますが、やっぱり日本の風土みたいなものが最も大きく道徳観を養っていると思います。


ただ面白いことに、その日本の風土が宗教に依っているということを、あまりみんな意識しません。『そんなことしたら、バチが当たるぞ』とか『お天道様が見てるよ』とか、子供が悪さをするときに出て来そうなセリフですが、これらは『人間ではない、はるかに巨大な第三者がいる』というのが前提となっていて、これこそ正に宗教観だったりします。


つまりは結局のところ、我々日本人は、宗教を意識するまでもなく宗教に依っているわけです。だからこそ逆に、今更宗教と言われると壁を作ってしまい、警戒してしまいます。ただ、自分の道徳観や宗教観がきちんと分かって来れば、違う宗教のこともリスペクト出来るようになるはずです。


まだまだ明日がどうなるか分からない日々が続いていますが、先の見通しが付けられるようになったら、また改めてパネルディスカッション『宗教を知ろう』を開催しようと思っています。おざなりになっていたみたいで申し訳ないですが、決して忘れていません。引き続きご注目頂けると幸いです。


それでは皆様、お気を付けてお過ごしください。



南無阿弥陀仏

 

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