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8月のお寺の掲示板

8/5のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は午後に、久々に書道教室に行ってきました。6月中旬から7月いっぱいまで、ほんとバタバタすぎて全然顔を出せていなかったので1ヶ月半ぶりくらいの書道でした。当然その間も筆を握っていたとは言え、仕事で書く場合のほとんどは『綺麗に書く』というものでしたので、『創作脳』みたいなものは使っていませんでした。今日は久々に、その脳にアクセスした気がします。


改めてやってみて思うのは、書道って面白いということ。こんな風に書きたいなと頭の中で描いて書いてみて、その書いたやつを見ながら今度はこうしようと書いてみて、またその書いたやつを見ながら今度こそはと思って書いてみて、という繰り返しです。このループに入ると、時間か身体か紙か墨が尽きるまで終わらないのですが、何かに没入していく感じが、まあ面白いんですね。


これからはまた定期的にお世話になろうと思いますので、このブログでも書道回増えていくはずです。お楽しみに。


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8月のお寺の掲示板

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ということで、少し遅れてしまいましたがお寺の掲示板も8月のものに取り替えました。


前述の通り久々に創作脳にアクセスしましたので、何が何だか分からないままに書いてしまいました。試行錯誤した上で数枚書きましたが、結局は一番最初に書いたやつに落ち着くというパターンでした。


今回は『夏雲竒峯』と書かせていただきました。漢詩や短歌ではなく、少字数でドカッと書きたいなぁと思い色々と題字を探していた中で行き着きました。『夏の雲が、空に奇妙な峰をつくる』という意味だそうで、夏の空にできる入道雲を表しているそうです。入道雲を峰々に喩えているところがオシャレですね。ちなみに『奇』を『竒』と書いていますが、『竒』の方が慣用っぽいのでそちらを採用していました。『峯』も同じ理由です。


これを書いた後には、他の字を目立たせるためにも『雲』と『竒』は捨て字になってもらおうかなぁと思いました。そして何枚か書いたのですが、上手く抑えられなかったり、逆に小さくなりすぎたりして、結果一番最初に書いたものに収まりました。こんな感じで試行錯誤したところで上手くいかないこともしょっちゅうですが、『夏』と『竒』の間に白を置けたのは最初から狙ったところでしたので、そこは良かったかなぁと思います。


泣いても笑っても8月いっぱいはこの作品が掲示板に飾ってあります。もしお越しになる予定がございましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。その際、夏の暑さには十分お気を付けください。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。また書道頑張ろう。



南無阿弥陀仏

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